2月9本目の試写会は『エスケープ・ルーム』。
突然届いた脱出ゲームの招待状。1番で脱出できた人には1万ドルの賞金が出ると言う。集まったのは、会社の社長から、天才学生、イラクからの帰還兵、脱出ゲームおたくのインド人まで、地位も年齢もバラバラの6人。
普通の脱出ゲームだと思って始めた彼らだったが、次第に不穏な空気が流れ始める。そう、このゲームは脱出に失敗するとリアルに死が待っている恐ろしいゲームだったのだ!
ってな感じで、雰囲気は、戦わないけど『ハンガー・ゲーム』とか『メイズ・ランナー』みたいなティーン向け映画。
作品内の脱出ゲームは「頭使って謎を解く」っていうより、次々「パズル」を解いていく感じ。ただひたすら大掛かり! 脱出ゲームでここまでするか⁈っていうくらい金かけてます。
キャスティングは、この手のティーン向け映画にはありがちだけど、ほとんど金かけてません。見たことある俳優はほぼゼロ。男女とも美形はほぼゼロ。でも、こういう映画から新しいスターが出てくるのはよくあること。私は特にゾーイ役のテイラー・ラッセルちゃんは要チェックだと思いますよ〜。
なぜこの6人が集められたのか? ひとりひとり、生き絶えていく参加者たち。生きて脱出できることはできるのか?
私は実は、どんでん返し的な演出まで含めてほぼほぼわかっちゃったんだけど、それも含めて「待ってました!」って感じで楽しめました。
続編を匂わせるようなラストだったけど、『ハンガー・ゲーム』も『メイズ・ランナー』も続編になると巨悪との闘いがメインになって、最初の「ゲーム」や「メイズ」は関係なくなり、スケールは大きくなってもつまらなくなった。『エスケープ・ルーム』にはこの鉄は踏んで欲しくないな〜。
難しいこと考えずに、100分、楽しくドキドキできます。オススメ!