トムトム

幸せへのまわり道のトムトムのレビュー・感想・評価

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)
3.5
めちゃイイ話しやわ〜。

アメリカの伝説的な子供番組司会者であるフレッド・ロジャースをめぐる物語です。

普通ならフレッド・ロジャースの生い立ちを描く物語になると思いますが彼はあくまでも狂言回し的な立ち位置で、主人公である新聞記者ロイドと父親との関係の再生を描いているのがユニークです。

最初はトム・ハンクス演じるフレッド・ロジャースが実在の人物と知らなかったので、プライベートもTVと同じ様な聖人君子な行動をするフレッドにサイコスリラー的な怖さを感じました。

ノッポさんがプライベートでも一切喋らず工作を作り続けていたみたいな怖さを感じました。

映画自体はとても良質で観て損はない作品です。

邦題にはちょっと文句をつけたいです。
個人的にロッテントマトやIMDbなどでアメリカで公開されたばかりで評価の高い作品をFilmarksでマークしておくのですが、今作はそれで通知が来ていないと見逃していたと思う程無味無臭な酷い邦題だと思います。

「A Beautiful Day in the Neighborhood」が「幸せへのまわり道」はナイでしょう。
トムトム

トムトム