思春期特有の居場所のない孤独を描いてて、ここではないどこかへの乗り越えによって克服しようとするのがバタイユの超越の概念に重ねられてる感じ。その乗り越えのトリガーとなるのが変態行為ということになるのね。
昔、実写からトレースした実験的なアニメ版を見たことがあって、第一話のエンディングで流れた「花 -a last flower-」の不気味さに震え上がった。
で、映画版は原作世界の再現度が高いように思った。なんたって玉城ティナの目ヂカラが凄まじい!この女優さん「ダイナー」もすごく良かったね。
クライマックスの祭りのシーンがけっこうグダグダで、127分はちょっと長いと感じた。