あや

ノベンバーのあやのレビュー・感想・評価

ノベンバー(2017年製作の映画)
4.5
悪魔との契約、魔女、死者の日、精霊、血、使い魔、聖書、私のなかの中二心がうずくモチーフいっぱいで楽しかった。
ストーリーは、ドイツから来た男爵の娘に一目惚れした青年に片想いする、エストニアの農村の娘リーザの悲恋の物語。

農具に魂が宿った使い魔が暴れた後散る、という冒頭で心を掴まれるのだけど、全体的におとぎばなしのようで、白黒の映像が息をのむほど美しい。
ベールを被ったリーザの神秘的な美しさ、棺を載せた黒い馬と白い馬がすれ違うショットはとても素晴らしい。
観終わった後は夢から醒めたような感覚。
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