オムニバス映画を初めて観ました。
この手の映画って主題歌ありきで
本編は適当なのでは。みたいな偏見が
あって触手が伸びなかったのですが
タイトルに惹かれたこともあり劇場に
足を運びました。
これは観て大正解でした。
3つのエピソードが連なり最後のクライ
マックスというべき物語。センチな気分で
満たされた中でトドメの一撃です。
冒頭から涙が溢れエンディングまで止むことは
ありませんでした。
もうこんなの観ると悲しくて満開の桜が見れなく
なるよ〜とも思ったけど決してそんなことない。
これは希望を見いだし気持ちが前向きになる作品
なのです。
4つのお話に共通するのは喪失感、無力感からの
脱却でしょうか。
人は誰かの支えで生きている。そしてこれから先も
歩んでいける。そう確信させてくれました。
肉親、友人はもちろんたとえ故人であっても天国で
見守っているし自身の胸の中で生き続けている。
落ち込んだ時、自信を無くした時、観ると心に希望
という名の花を咲かせてくれる。前に踏み出す力を
与えてくれる強さを備えた素晴らしい作品です。
満開の桜、来年も見たいです。