矢吹健を称える会

モスクワへの密使の矢吹健を称える会のレビュー・感想・評価

モスクワへの密使(1943年製作の映画)
2.6
 長い。芸のない会話シーンが続くうえ、年寄りの益体もない自慢話をひたすら聞かされているような気持ちになってきて辛い。
 モスクワ裁判のシーンが興味深い。粛清を完全にポジティブにとらえている上、ブハーリンに「ナチスと組もうとしたトロツキーの蛮行はいずれ歴史が裁く」みたいなこと言わせている(とにかくナチスは問答無用の悪らしい。意外に日本はそこまで悪く描かれていない)。この数年後には赤狩りが始まるのか……。