久々に映画館で声を出して笑った
カメラの前に立つか
スクリーンの前に座る人生か…!!
色んな特殊メイクを施し、大量の血しぶきを浴びて、色んな人の色んな部位が飛び散り、ぶっとんだセリフを言って…
役者さん皆凄いなぁ…
わたしはスクリーンの前に座って映画を楽しむ人生でいいなと改めなくても思いました笑
ポスターには究極の映画愛と書いてあるけれど、映画を作る事が好きでそれに熱意を捧げているヤングポール監督の怒りと悲しみとやけくそ感がつまったぶっとび作品だった。
もちろん根本は映画愛なんだけど万人ウケしない独り善がりな拗らせ映画愛、自分の好み・こだわりとか映画論をこれでもかと詰め込んでいる。
そのこだわりっぷりが突き抜けるとこんだけ面白くなるのかと…!
『僕に今日、天使の君が舞い降りた』でライバル役の子の謎の側転からもうツボがえげつなかった
台本が奇形になってうようよしてる画とか、目玉の飛び方とか、タランティーノdisとか、某あずきバーとか、スマホからの謎発作とか、演者のセルフスローモーションとか、篠原さんの大根っぷりとか、女優さんのお気持ち待ちだろがぁぁあ!!とか色々くだらなくて面白かった
カメラを止めないタイプの映画と色々似ていて、 意識して作られているとは思う。
こちらはカメラを止めると死んでしまうし、命をかけて撮影。
しかし個人的にはひと段落したくらいで、うまくまとめて終わって欲しかったなあ。
あの後のくだりがちょっと長かったのが残念。