シネフィルmonk

フットライト・パレードのシネフィルmonkのレビュー・感想・評価

フットライト・パレード(1933年製作の映画)
4.0
『四十二番街』と同じロイド・ベーコン監督作。映画がサイレントからトーキーに移り変わる危機感から将来の映画化を見込んで舞台のやり手演出家が3つの劇場でそれぞれ異なるミュージカル・ショーを演じる。

今回も天才振付師バスビー・バークレーにより、ハネムーンホテル、滝の流れるプールの大掛かりなショー、上海リルーの劇中劇が後半に連続してレビュー上映され、女性ダンサーたちの一糸乱れぬ演技と映像が圧巻のスケールで鳥肌ものです。

主役にギャング映画スターのジェームズ・キャグニーが起用され、ヴォードヴィル出身の見事なタップダンスでルビー・キーラーと絶妙のコンビを見せ、ディック・パウエルは甘い歌声…ミュージカル好きにはたまらない初期の傑作と思います。
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