“彼らが色褪せることはない…残された我々が老いゆくとしても”
教訓を説くような作品ではない。祖国から戦場へ揚々と飛び出した若き英兵たちが何を体験し何を思ったのか、色鮮やかに甦る記憶の風景に圧倒された。
読唇術であてられたアフレコには違和感があるものの、作品の魅力は信じられないほど鮮明に甦った当時の映像と英国兵のインタビュー音源だろう。
第三者ではなく当事者たちが振り返る戦争の記憶、その視点にこそ意味があると感じた。
“They shall not grow old, as we that are left glow old.”
(彼等は後に殘りしわれらの老ゆるが如く老ゆることなからん)
↑の山宮允による和訳は、当たり前だけど古文の言い回しが強かったから自分なりに意訳してみた。