餅モッチー

一分間タイムマシンの餅モッチーのネタバレレビュー・内容・結末

一分間タイムマシン(2014年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

発想が面白い!

Twitterでどなたかが本作をオススメしており
衝撃の真実的な煽りを書かれていたので気になり、6分間という短さのおかげで気軽に視聴できるので観ました。

6分なので前置きなど無く
1分間タイムマシンを持った男性が
女性の座るベンチにやってきて
女性を口説くところから始まります。

失敗するたびに
1分間タイムマシンを使い
口説き方を変えていく主人公

うまく口説けたところまでは良かったのですが
相手の女性が量子力学にあかるく
タイムトラベルが好きってあたりから
雲行きが怪しくなってきます。

結論を述べると
タイムトラベルは不可能で

過去の自分をコピーしてるだけで
本当の自分は過去の宇宙空間で死んでる
との事

場面は転換して男性が過去に
1分間タイムマシンのスイッチを押した後の世界に、そこでは急に動かなくなる男性と
それに対して驚いたり、叫んだり、逃げたりする女性の姿


ここが本作の面白いところで
タイムマシンを使った後の
タイムマシンを使った世界の事にも触れてるのです。


自分で自分を殺していた真実を知りショックをウケる男性。
女性はあの手この手で男性を慰め
この後を誘いますが
男性はそれどころではありません。

すると

女性がひとこと
レジーナ2号、これに感謝しなさいよ!

そして今度は女性(レジーナ)が
1分間タイムマシンを使うのです。


立場の逆転
男性が女性をあの手この手で口説いていたはずなのに
今度は女性が男性をなんとしてもでもタイムマシンの話題から逸らして
その後の関係に持っていこうとするのです。


いや〜面白いですね。

タイムマシンの怖さが明らかになって
終わりではなく
立場が逆転して今度は女性側の話が加わる事でただ怖いだけじゃなくて
コメディ要素も加味されて

全体のバランスがよくなるんですよね。


素敵な作品を知ることができて
良かったなって思いました。
餅モッチー

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