肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

地獄の肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

地獄(1960年製作の映画)
3.9
これは幼少の頃に観ればトラウマ級w
モノクロで描かれる地獄絵巻かと思えば、前半に生前、後半に地獄探索といった前後編物語。
主人公は助手席に乗りあって酔っ払いの轢き逃げに遭遇して、同罪だと罪の呵責に苛まれて、どんどん罪を重ねて地獄に参るって話。
この主人公の台風の目ような近くにいれば死人が出る不運な男っぷりが凄まじいw

主に面白かったのは地獄描写よりも生前のごたごたですかね。
轢き逃げの主犯で友人の田村は主人公の二面性の"悪"なる部分を描きたいのかと思えば、そんな深みはなく、単純に主人公スキーのホモッぽい悪魔っぽい人物だったようだw
生前の登場人物の配置が結構面白かった。

地獄に落ちる前の最後の宴会が同じ場所の違う箇所で描かれる同時進行のお祭り騒ぎは、死ぬ直前の"生き地獄"の悪夢を表してるようで見応えがありました。

いざ、地獄の描写になると、思いっきり仏教徒の古来の観念による地獄の描き方で、地獄劇団て感じなのでやや興醒めするところも(笑)
皮剥ぎの刑なんかはショボい作りものながらも当時の時代からすれば凄まじいグロさをもっていたんではないかとw
やはり霊界の地獄描写は似てる面があれど「奇蹟の輝き」が一番だと思います。

親より先に死んでしまうことも罪になるらしいですよw様々な死因があるだろうに…