あびる

人間失格 太宰治と3人の女たちのあびるのレビュー・感想・評価

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蜷川監督初観賞。人間失格という言葉が初めて発せられるところからの一連のシークエンスに大林宣彦っぽさを感じて、太鼓の音とか謎の祭とか、子どもが赤いライトに照らされて笑うところとか
あり得ない花とか月とかもそういえば大林っぽいなあと考えついて、もしかしたらこの映画はここから盛り上がるんじゃないか!?と期待しましたが、そんなことはなく、つまらんかった。

監督のフェティシズムを感じました。ここまで作家性を押し通しながらもこんな豪華俳優陣の商業映画を撮れるってすごいことだなあと思った。

カルト映画になるかならないか、なにかが足りない気がする。ストーリーかな?
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