【タミルの怪獣映画】
あまり期待はなく、エイミー・ジャクソン目当てで劇場へ。
でも彼女、完全にサポート役で見せ場がないね。驚異の胸囲は眺めて飽きなかったが、これならシャンカル監督前作『マッスル』でのヒロイン役の方が、ずっと輝いていたなあ。
他、語りは前作より滑らかになって、中途までは惹き込まれた。でも終盤に向けては脚本にノレなかった。
怪獣映画としてはオモシロイ!怪異がどちらに転び育つかわからぬワクワクがあります。
ロボット映画としては、もはやロボがほぼ人間化しており、前作の葛藤や問題意識はどこへやら?でした。
で、オカルト方面に浮気して、最後は投げ出して終わっちゃうんだよね。
ロボは最終変化がつまらない。これもう、ロボットの面白さじゃないでしょう。
全般、劣化ラジニにスーパースターの有難味も感じず、ヨレたおじいちゃんにコスプレさせて面白いか?と冷めてきます。主役ロボ、チッティは何だか、通常モードが金正日に見えちゃうしなあ。
でも、インドの娯楽映画スピリッツは充分堪能できました。いつも楽しみは、日本映画にはないコレですね。
インド映画はネタ的にパクリが多くとも、魂レベルでは他国にない処にいる、と改めて思う。だから3ができても、女優さんがよければ劇場行きます。
チッティのバッテリー駆動時間は、いい加減なんとかした方がいいと思うけどね。
<2019.11.5記>