カンパッチー

ジョジョ・ラビットのカンパッチーのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.6
英語で話すドイツ物という違和感さえ抜ければ、とても秀作な10歳の少年を通して描かれるポップな反戦映画。

ナチス側の大人の視点だったり、ユダヤ側視点じゃないと言うのが大きいですね、あくまで10歳の少年の視点から見た戦争なのでブラック過ぎすマイルドにいいバランスで調整されていて、コメディチックでありながらも恐ろしくなる描写もあったりと良い塩梅です。
青い蝶を追って見た映像が〇〇って怖すぎじゃないですか?

それでも少年の成長劇として観ても、スカヨハやサム・ロックウェルの大人の素敵さ目当てで見ても大満足でした。スカヨハの服装がオシャンティーでとにかく素敵なママンです。
ヨーキーとジョジョのいちいち会う度にハグする2人に萌えまくりでした。

しかし、ヨーキーの台詞で味方の日本人はアーリア人に見えないけどねに笑いつつもナチス側の唯一の味方だったというのは本当に日本として敵の敵は味方という利害の一致で味方したとしても悲しい歴史ですね