ジョジョ・ラビットのとぅんのネタバレレビュー・内容・結末

第二次世界大戦中のドイツで、ヒトラーをイマジナリーフレンドに持つ少年の話。
戦争をネタにしてる等、恐らく入っていけない人とかいそうだなと思いながらも、とても面白かったな。

ウサギみてぇな小心者ということで、ラビット呼ばわりされたジョジョが、お母さんが匿ったユダヤ人の女の子と交流するのだけど、何ともそのやり取りが可愛い。
ユダヤ人へのヤバイ噂を鵜呑みにしてるジョジョが、ユダヤ人に対するイメージがどんどん凄いことになってて微笑ましい。

監督自らヒトラーになって、ジョジョをかき回すのだけど、最後の退場の仕方といい、何か美味しい役だなぁと思った。

靴紐やダンスの件の１つ１つが大事で、ジョジョとエルサの成長や心の動きが凄く伝わってきてあっぱれ。
特に最後の終わらせ方がグッとくる。何だよあの表情。

暖炉の煤でヒゲ書いて、父親と１人２役するシーンとか、ダンスするシーンとか、
お母さんのキャラクターが素敵だから、あの靴を履いた足が吊られている場面はキツかった•••。
しかも唐突に来るし。

そういえば、サム・ロックウェルとアルフィー・アレン演じる将校はやっぱりゲイだったのかな。
ずっともしかしてって思っていたけど、最後の突撃の時でかなり確信に近くなった。
サム・ロックウェルは家宅検査の時といい、最後の漢気といい、かなり役得な気がする。

とにかく主役のローマン・グリフィン・デイビスが可愛い。
そんな少年ジョジョを手玉に取るトーマサイン・マッケンジーも可愛い。
そして、スカーレット・ヨハンソンはその上を行く尋常ではない可愛さ。
何かもう可愛い人たちがたくさん出てくる映画だった。