このレビューはネタバレを含みます
80日間世界一周的な楽しさにミュンヒハウゼン的なほら吹き男爵要素も足した快作。特に気球の場面とかがミュンヒハウゼンっぽい。
少しフォレストガンプも連想したり。
インド映画かと思ったけど白人が監督してるし、基本英語だし、歌わないし、上映時間も96分だし非常に観やすかった。
序盤に運命論を語り、人は運によって平等ではなく手持ちの駒で闘うしかないということを語っておいて、主人公が運と善意でどんどん道を開いていくのを描く。
そして運命ではなく自分がどうするかが重要というストレートなテーマをくれ、主人公は手に入れた大金を人のために使って故郷に戻り、人を育てる道に進む。
非常に爽やかなストーリー。ヒロインも可愛いし。
レズビアンを馬鹿にしてる部分とか、最後の難民キャンプ見る限り全員に金は渡せてないなとか、クローゼットは本当に導入の導入だけじゃんとか思ったけども、普通にいい映画でした。