俳優・水谷豊の監督&脚本作品。
予告編をチラ見した程度でほぼ事前情報無しで鑑賞しました。
ですので後半の意外な展開には驚きました。
スタートは婚約者との約束に遅れそうになった主人公が裏道を車でブッ飛ばしていた時に女性を轢いて、しかも逃げてしまうという流れ。
あくまでも加害者側の都合やらで被害者目線の話は一切無い。
中盤以降から被害者側の両親などが登場し事件の真相を探り出す。
轢き逃げ犯は圧倒的に悪いのは間違いないのだが、まさかそこにカラクリが用意されてるんですよね。
でもその意外性も同情の余地アリという作りが逆にインパクトが薄くなるんですよ。
ネタバレしないのでボンヤリ書きますが、どうせなら全く理解不能な真相にしてほしかった。
もしくは水谷豊演じる被害者の父親が度肝をぬくくらい暴走しても良かったかな〜。
途中笑っていいのかどうなのか分からない追いかけっことか…アレはなんなんだ?!(笑)
人情ものにしても、サイコパスものにしてもどっちにも振り切ってないから物凄く中途半端な印象なんですよねぇ。
よく知らない若手俳優さん達を使って、敢えて垢にまみれてない作りはとても興味深かったんですけどね。
悪くはないんだけど、確実に私の記憶から消される作品です。
【TOHOシネマズ モレラ岐阜】