マッサージ屋2号店

社葬のマッサージ屋2号店のレビュー・感想・評価

社葬(1989年製作の映画)
4.0
『大日本帝国』舛田利雄監督作品。
大手新聞社内の会長派と社長派の争いを描く物語。

緒形拳演じる鷲尾は高卒だが販売局長という役職まで上りつめ、派閥争いからは距離を置いていた人間。
しかし社長派に無理矢理引き入れられるが、肝心の社長が愛人との情事で腹上死してしまうことから派閥争いが混沌としていくという流れ。

会社組織、サラリーマンものは映画やドラマで数多く見ましたが改めて大変だな〜と思ってしまった(笑)
個人的にはそういう世界とは無縁なところで生きてきたので、特に感心してしまう。

今作は殺し合いは無いにしろ、ほとんどヤクザの世界ですからね。
会長か社長につくかで自分の人生が決まってしまうわけで。

昭和な大俳優さん達の演技の応酬で全く飽きない。
緒形拳の富山の販売所に乗り込むシーンは痺れましたねぇ。
めちゃくちゃかっこいいです。