ジャンルにとらわれない、自由な展開が楽しい作品。
思春期、反抗期の子どもの無軌道な暴力性に対する恐怖の話として観ることはできますが、子どもだからと下手に道徳的な話にしようとせず、ゴア描写をしっかり入れてくるところも好感が持てました。
しかし、そうした刺激的なシーン(ガラスの破片が目に突き刺さるところなど)がほとんど予告編に使われてしまっているのは、話で勝負するタイプの映画ではないので勿体ないなと感じました。
また、出てくる人物が主人公を含めて隅から隅まで魅力がないので、心揺さぶられる瞬間みたいなものもなく、結果として1番心に残らないタイプの映画になってしまったと言えるかもしれません…。