ギレルモ・デル・トロが作った
『ピノッキオ』。
それ以上でもそれ以下でもありません。
リアルな造形だからこそ感じられる
グロテスクさとダークな雰囲気が
ギレルモ・デル・トロ!って感じ。
ピノッキオといえば、どうしてもディズニー長編アニメーション映画『ピノキオ』(1940)と比べてしまいますが、アニメーション作品としての総合的な完成度はディズニーアニメーションに比肩するレベルだと思います。ストップモーションとギレルモ・デル・トロの相性が頗る良い。
(ちなみに『ピノキオ』(2022)実写版は全く印象に残りませんでした)
ハッピーエンドかと思いきや、ディズニーの『ピノキオ』とはまるで異なる終わり方があまりに切なくて涙。原作の終わり方に準拠してるのかな…。
ケイト・ブランシェットのサル役が上手過ぎたのが一番面白かったです。言われなきゃ絶対分からない。