国籍も身分も異なる寄せ集めダンスチーム・・もう意表をつかれたし、時勢に抗うように倒れ込むまで踊る若者の姿が切なく美しいし、いろんな余韻が残るし、何を書き留めて良いのか迷います。
前半の楽しさ可笑しさ、後半の思いやり温かみと無情の交差、喜び悲しみ怒り落胆、すべてが移り変わるなか一貫して変わらないタップダンスの迫力と情熱、これほど気持ちを揺さぶられる作品は久しぶりかも。
シロ、クロ、黄色、挙げ句の果てには黄色のアカ、もう社会的政治思想も戦争も消えてなくなれ、対立の構図を作るから平和が訪れないのです。
スイングキッズ、踊る動機は様々でしたが、みな駆け抜け踊りきりました。彼らが踊った舞台は収容所でしたが、その瞬間は何のしがみも無い、誰も邪魔をすることのし難い自由な世界でした。
(メモ)
ねじ曲げ通訳が良い、ダンスバトルが面白い、バンドとダンスの呼吸が素晴らしい、パラサイトより断然好き、若草物語の鑑賞が乗り遅れるかも