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天気の子のmoekoのレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
3.5
すずめの戸締り公開記念に過去作再鑑賞。
舞台は毎日続く未曾有の豪雨に見舞われた東京。実家から家出して東京に来た帆高は、須賀が経営する事務所でバイトしながら生活する中で、陽菜と出会います。陽菜は天気を操れる晴れ女。2人は陽菜の力で晴れを届けるバイトを始めます。晴れを呼ぶことで人が笑顔になる姿を見て、そこにやり甲斐を見出す陽菜。深まる2人の仲。しかし、陽菜の晴れ女の能力には大きな代償があって…。
作品を否定するわけではないけど、今までの作品と比べると感情移入できる点の少ない作品でした。でも、時かけしかり、君の名はしかり、少年少女が真っ直ぐな目で汗だくになって走る姿は、どうしてこんなにも心を打つのでしょうか。感情移入できていないにも関わらず感動します。そんなシーンで涙しそうになるなんて、私、歳取っちゃったかな(笑)。君の名はのレビューでも同じことを書いたけど、そんな姿が眩しくて愛おしくて羨ましくなります。この瑞々しさ、好きです。
小栗旬、上手かったですね。声だけでも色気たっぷりで深みがあります。平泉さんも凄く良くて、水浸しになった事務所での2人のやりとりがとても好きです。かっこよかったな。あのシーンだけ実写で見たいです(笑)。あと、君の名はの瀧、三葉、てし、さやちゃんにももう1度会えて嬉しかったです。瀧、やっぱり良い奴。
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