アニメだから出来る話の膨らませかただけど、小さくしていけば伝えたいことは現実社会での人との繋がりかたそのものであって、とても感動した。
歌は作品の一部で、こんなにもアーティストと映画が密接に絡み合う映画は少ない。素敵。歌を聴けば作品を思い返せるなんて、とても贅沢だと思う。
radwimps は新海誠が作る映画に似た感覚の歌を以前にも沢山作っていて、今回の主題歌を聴いて彼らの他の楽曲を思い返した。だから世界観にマッチしているんだと思う。
この作品を大人として客観的に見て天秤にかけた時にやりすぎだろと思うこともあるかもしれないが、これはほんの16歳くらいの少年が何も持たずに進んでいく話だから、こんくらいの情熱が清々しい。
ちゃんと孤独とか無力とか、そういうものにスポットを当てつつ、誰かと繋がっていたいと思わせる作品を、すんなり心に響く作品を作れる新海誠は本当にすごいなと思う。