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黒い司法 0%からの奇跡のtottsunのレビュー・感想・評価

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)
4.5
「黒い司法 0%からの奇跡」🎬11
すごい映画を観てしまった!!
黒人に対する差別が横行している1980年代のアラバマ州。黒人の被告人ウォルター(ジェイミー・フォックス)は、身に覚えのない罪で死刑を宣告されてしまう。新人弁護士のブライアン(マイケル・B・ジョーダン)は、彼の無実を証明するために奔走するが、陪審員は白人で、証言は仕組まれ、証人や弁護士たちは脅迫されていた。
試写会にて鑑賞しました。
こういうマイノリティーが巨大組織に立ち向かう映画は数多くある。
私が思い浮かんだだけで「ビリーブ」「ドリーム」「ヘルプ」など…
色々思うことは多々あるけれど、どれも力強くて見終わった後パワーをくれる。
今回もまさしくそういう映画に出会った。
物語の始まりは1987年。
私の生まれるたった3年前。
日本だとなかなか感じ取れない部分あるけどアメリカに多少なりとも住んだことのある身としては目を逸らすべきではないと思うから歴史として知っておくべきだと思い見るようにしている。
そんな私の知らない辛い悲しい現実に再び直面してしまった。
話についていけるか正直出だしは自信がなかったけど途中から胸ぐら掴まれて、振り解くことが出来なかった。
それぐらい衝撃で…涙が止まらなかった。私は自分の手を握りしめ一緒に深呼吸し、マスクがグチョグチョになるまで泣いた。
あのシーンは周りにいた人のすすり泣く声が聞こえたほど。
こういう映画が急に現れるから映画を観ることはやめられない!
最近裁判映画や刑務所の映画見たりするけど人間って酷いな。自分には関係ないと思ってると軽蔑した眼差しを向けがちだけど彼らにも家族があり、友人たちもいる。
それが冤罪ともなると本当に言葉もない。
ミニーをはじめ家族の存在が涙をさらに洪水状態にさせられた理由でもある。
私にとってはもう一回見ることは覚悟がいることだけど、公開されたらぜひ見てほしい。
私は全力でお勧めする。
私的には☆☆☆☆.5かな。
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