幕のリア

犬鳴村の幕のリアのレビュー・感想・評価

犬鳴村(2020年製作の映画)
2.3
京都の心霊スポットと言えば深泥池。
ミドロガイケと読みます。
有名な"タクシーに乗せた女が消えて座席が濡れてた"というのはここがオリジナル。
小学校のツレは、"河童を見た"と言ってたな。
さもありなんで、なんでも氷河期時代からの植物だか生物も生息しているらしい。
うちの近所では、狐坂と宝ヶ池トンネル、てのが有名だった。
首無しの女がバイクで2ケツしてるとかなんとか。
親父と車で通るたびにサイドミラーを覗いたりものの、ついぞ霊的なるものには出会えなかった。

何が怖かった、て。
奥菜恵の使い方の雑さ。
時の流れは残酷だ。

清水崇にもあの頃の雑な禍々しさは期待するべくもないが、前作の意欲的な作りには次に繋がる何かを感じていたのだが…

逆さ落下とアイコンタクトは既出だし、恐怖演出はそれなり。

せめてヘイトというテーマ性を盛り込んで込んで欲しいプロットではあった。

高嶋政伸のグロ惨殺クライマックス無く期待外れ。

〜〜

今日の一曲

小沢健二 「犬は吠えるがキャラバンは進む」より、
暗闇から手を伸ばせ

https://m.youtube.com/watch?v=QjObnzMbXs8&list=PLPwE3KWnRWGm3zSflReHxfZJv0dj4bnRL&index=3&t=0s

2020劇場鑑賞18本目
幕のリア

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