TokyoLullaby

AI崩壊のTokyoLullabyのネタバレレビュー・内容・結末

AI崩壊(2020年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

【これを見るなら、あれを見ろ!  AI崩壊】

(ネタバレあります)


今日は2月1日映画の日


1200円で見れる日


こんな日のチョイスは

ハズレる可能性あるけど、

見てみたい

そんな映画を選びます。



残念(^^;)

ある意味、想定内のハズレ作品でしたよ。


入江悠監督作品では好きなのは

『ギャングース』

『SRサイタマノラッパー』


いわゆる底辺の若者を生き生きと描くことにかけては

大いに才能を発揮するんです。


とはいえ

大作エンターテイメント作品『22年目の告白 -私が殺人犯です-』は上手く作れてました。


でもね

テクノロジーをドラマに組み込むと

シラケさせる可能性が一気に高まる邦画業界


メディア業界も産業界も政治家・官僚も

テクノロジー・金融のプロフェッショナルが不足


(ハリウッド映画でも『イーグル・アイ』のようにテクノロジー表現は?な作品は多いんですけどね(^^;)

ラスボスが映像映えするように擬人化されたコンピュータなんです。リアルに描きたい内容に見えて、最後にこれを出されると一気にリアリティを失いシラケさせるんです)


さて『AI崩壊』


2030年の世界

先端の車が現存するテスラや生産中止になったマークX


まぁそれは良いでしょう。


でも

日本中に張り巡らされた監視カメラや

個人所有プロダクトもネットワーク化されたハイテク機器を逃れながらの逃走劇


それ以前に、逃走する目の前にいるターゲットを

逃してしまう精鋭警察集団のマヌケなことよ。


これよりマヌけな似たような逃走劇映画に

『プラチナデータ』っていうのがありましたけどね。

一度、張り巡らされた監視カメラ網から逃した直後から

あっさりその手段をあきらめ主人公に逃げる余裕を与えるマヌケさは見事でしたよ(^_-)


そして武器を持たないにも関わらず

また、暴走するAIを止めるのが最優先なのだから

ターゲットは、確保してプログラムの修正をさせるべきなのに、殺害しようとするリアリティの無さ(^^;)


主人公役の大沢たかおは熱演でしたよ。

でも、ストーリー全体にリアリティが無さ過ぎの中

他の役者たちも薄っぺらい存在感しかないのです。


あぁ何よりラスボスの正体の現れかたの

陳腐なことよ。



というわけで

今観るべきは


キャッツ


では勿論無く(笑)


『ジョジョ・ラビット』

『リチャード・ジュエル』

『パラサイト』

『フォードvs.フェラーリ』

『ナイブス・アウト』

『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』

『イントゥー・ザ・スカイ』


などなど多数ありますよ(^_-)
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