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クーリエ:最高機密の運び屋のcandyのレビュー・感想・評価

3.5
米ソ冷戦時代、後に核のボタンを押す寸前だったと明らかになり「キューバ危機」と言われるようになった緊迫の情勢下、ソ連の高官とイギリスの一般市民が命の危険を顧みず、使命感をもって「情報」によって事態を収束に向かわせたという、史実に基づくストーリー。
ソ連の高官、ペンコフスキーの高潔さ。国を愛するからこそ平和を願う、そういう人がいたからこそ、核戦争を回避することができた。
その事実を、いま、かみしめないといけない。

キューバ危機を収束させたのは軍事機密情報のリークだったが、現在のロシアによるウクライナ侵攻に重ねるとSNS、テレビなど、やはり「情報」が情勢を動かす可能性がある。客観的な正しい情報がロシア国内に届き、大きなうねりが生まれることを願います。

ベネディクト・カンバーバッチの変幻自在な役作りはさすが。
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