このレビューはネタバレを含みます
テニプリ映画自体が初見で宗教としての色眼鏡無しでの評価となります。
予告編での意味不明なシュールさに惹かれて興味本位で本作をレンタルして鑑賞しました。確かにテニスという名のミュージカルダンスバトルが初っ端から始まり、賭けテニスの人質となったヒロインを救おうとしたらタイムスリップして、その先でまた人質にされたヒロインを救って逃亡劇を繰り広げるみたいなテニスと関係なさ過ぎるストーリー展開はヨシだと思います。
ただそんなシュールさもCGが擁護出来ないレベルでショボくなるだけでこんなにもチープで壊滅的なつまらなさになるのかと。確かに他レビューであるようにミュージカル部分だけは気合が入ってそこそこ動きにキレがありますが、それ以外はきかんしゃトーマスに出て来そうな蝋人形マネキンが動いてるようにしか見えず、映画のクオリティとは程遠い同人レベルです。また上述した序盤のストーリー以降、中盤〜後半にかけては所々にシュールなシーンは挟まりますが、使い古されたテンプレに沿った勧善懲悪もののストーリーに変わってしまい、ぶっちゃけミュージカル以外の部分は見なくてもいいんじゃないかと思ってしまうぐらい冗長で退屈です。
現在本作のレビューはどのサイトでも☆4以上ありますが、(本作ファンの方には大変申し訳ないですが)コレが他CGアニメ作品よりも凡ゆる面で優れているとは全く思えません。またコレを見るくらいなら個人的にはテニプリの舞台映像を見る方がよっぽど歌もダンスも凝っていて面白いように思います、
それでも序盤の展開とラストシーン、そしてミュージカル部分はファンビデオとしてはよく出来ていたので☆1.2とします。ただ自分のような興味本位で見ようと思っている人にはお勧めできません。
