シマクマ

アスのシマクマのレビュー・感想・評価

アス(2019年製作の映画)
3.7
1986年カルフォルニア州のサンタクルーズ
主人公のアデレードは、両親と一緒に遊園地で遊んでいた。
父親は、ゲームでスリラーのTシャツを当てアデレードにプレゼントする。
アデレードはそのTシャツを着る。
父親は、ゲームに熱中、母はトイレに行き、アデレードは、父親から離れて辺りをぶらつき始める。
遊園地内の びっくりハウスに紛れ込んだアデレードは、自分にそっくりな少女に出くわす。

かわって現代
アデレードは、ガブリエルと結婚し娘ゾーラと息子ジェイソンの子供たちにも恵まれて家族4人で幸せに暮らしていた。
ある日 夫ガブリエルは、サンタクルーズに行くことを提案する、アデレードはなぜか恐怖を感じるものの行くことにする。
一家は、サンタクルーズのビーチに着く。
友人のタイラー家の家族に会い、ガブリエルは、ジョシュと、アデレードはキティと談笑する。

その夜、一家は家に戻る。
団らん中に停電が起こり、一家は恐怖を感じる。
息子のジェイソンが窓の外に数人の集団を見かける。
アデレードは、警察に電話したが家に到着するまで14分もかかるらしい。
そこでガブリエルは、バットを持って外に出る、すると4人の赤いつなぎを着た人物が手を繋いでじっと立っていた。
ガブリエルは、警戒しながらその4人に声をかけ追い払おうとする。
すると4人は、急に動き出し家に押し入ってきた。
アデレード一家の前に並んだ4人のその姿を見て驚愕する。
彼らはなんと自分達と姿かたちがそっくりだったのだ。

彼らは一体何者なのかそして何の目的があるのか・・・という話



2018年にアカデミー賞脚本賞を獲得した映画「ゲット・アウト」の監督ジョーダン・ピールの新作と聞いて興味を持って鑑賞。

前作「ゲット・アウト」はあんまり怖くなかった印象なので気を抜いて観てたけど想像以上にガッツリ襲ってくるので何度かびくっとしました。
物語の最初の頃は赤いつなぎの4人が何者かわからなくて不気味だししっかり殺しにくるのでハラハラドキドキが止まりまらず怖かったです。
しかし年齢対象を下げる為なのかグロ描写はかなり控えめでしたので
そこをしっかり表現出来てたらもっと良かったのになと思いました。
主要キャストの4人の役者さんが1人2役をとても上手に演じていましたし
ジョーダン・ピール監督らしく社会的メッセージや物語の伏線がアチコチに散りばめてられてて楽しめました。
何度も観ていろんなシーンに隠されてるメッセージを考察するタイプの映画だと思います
オススメです。
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