シマクマ

私ときどきレッサーパンダのシマクマのレビュー・感想・評価

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)
3.9
(あらすじがフィルマークスについてないのでつけます)
時は2002年 場所はカナダのトロント
伝統を重んじる家庭に生まれ、両親を敬い、親の期待に応えようと頑張るティーンエイジャーの少女メイが主人公。
母親の前ではいつもマジメで頑張り屋でいる彼女だったが、
本当は流行りの音楽やアイドルも大好きで、
恋をしたり、友達とハメをはずして遊んだり、やりたいこともたくさんある。
母親の前で本当の自分を隠す日々を送るメイは、本当の自分がわからなくなり、
感情をコントロールすることができなくなってしまう。
悩んだまま眠りについた彼女は、翌朝目を覚ますと、なんとレッサーパンダになっていた。
突然のことに驚くメイ。しかし、その変身の裏にはある秘密があった・・・


劇場公開予定だったがコロナ禍の影響で動画配信での公開を余儀なくされた作品
ディズニープラスに入って初めてこの作品の存在に気づいたので興味をもって視聴しました

あらすじから察することができるように
過保護な母親から反抗しようとする思春期の少女のお話です

可愛らしいさ面白さを兼ね揃えた秀作だと思います
少女が変身するレッサーパンダが大きくてモフモフしてて愛くるしいし
キャラの表情が焦った時に汗をダラダラかいたり 嬉しい時に目がキラキラと輝いたりと
とても漫画チックで面白く描かれてます

普通なら親子についての思春期のストーリーなんて暗く描きがちな気がするけど
その内容にヒロインが大熊に変身するという奇想天外なテイストを加えて
面白おかしく話が進んでいく展開となっていてさすがディズニーだなと関心しました

時代の設定が2000年代なのになにか意味あるのかと気になっていたのですが
この作品の女性監督ドミー・シーが中国生まれのカナダ育ちの32歳の方みたいで
どうやら自分が子供の頃の経験を元に作られた作品みたいです
ヒロインがたまごっちを肌身離さず持って遊んでたり
当時人気を博したボーイズグループ「イン・シンク」みたいなボーイズグループに熱を上げてたりするのも
監督が子供の頃楽しんだものなんだろうなと微笑ましく思って観てました

ラストも明るく終わりますので
ディズニープラスに入ってまだ観てない方はぜひ鑑賞してみてください
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