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バースデー・ワンダーランドのfuoのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

主人公(松岡茉優)よりは伯母のチィ(杏)やヒポクラテス(市村正親)等、周りのキャラクターの個性が魅力的に映る映画でした。

ただ、どこか曖昧というか、より説明が欲しかった部分は多いです。特に終盤、性急といいますか、展開が上手くいきすぎて疑問に思う点もあり、全体的に浅くなっている印象を受けました。主人公の母親についても、もっと素性を明かして欲しかったです。

それでも、不思議な世界観に入り浸ることが出来る場面もあります。特に、冒険の過程が美しく、色彩豊かな映像に圧倒されることもありました。

鑑賞していて、『千と千尋の神隠し』(2001)、『猫の恩返し』(2002)、『ブレイブストーリー』(2006)等の作品が彷彿とされるように思いました。

賛否が分かれるようですが、私は十分楽しむことができました。あっさりとした印象は受けますが、気軽に鑑賞できると思います。
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