おはなだ

ONE PIECE STAMPEDEのおはなだのネタバレレビュー・内容・結末

ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ありがとう………………


2019.8.28
4DX版で2回目キメてきたのでもうちょっとまともな感想を付け足しておく。
正直、見るまでは「共同戦線ってことは一味はあまり活躍しないのかな」と一味箱推しの自分はちょっと悲しくなっていたけど、マジで全然そんなことなかった。画面に映っている時間という点では少ないかもしれないけれど、それでも各々が自分の役割をしっかり果たしている立派なクルーとして描かれていて十分な満足感がある。
なによりウソップが……今作MVP級のかっこよさだった。狙撃手の花道、マジで輝いてたよ……!!
あと双璧ね。無理。格好良さが限界突破しすぎ。あと3回は見る予定だけど今までもこれからもvsルッチ・クロコダイルの、あの場面を直視できる自信がない。見たら死ぬもん。かつてルフィが辛勝した相手に、2年後のいま、ルフィでなく双璧がタメ張れるくらいになってる成長が泣ける。
ローもハンコック様もスモーカーもいろいろ話したいところはあるんだけど、個人的に一番グッときたのは最後のサボのシーンだった。
あのサボの行動は賛否両論ありそうだけど、東京ワンピースタワーでアンと出会ったルフィの物語を見た方なら、また違った感想が出るのではないかなと。エースの死を現実として乗り越えているルフィ(そして我々読者)と彼の死に目に立ち会うことができなかったサボの感情の違いは大きいと思う。幻影だとしてももう一度会えるのなら、ましてやそれが義兄二人でルフィの旅立ちを手助けできる機会であるなら、サボはエースを呼び出すことになんの躊躇いも抱かないだろう。
いや〜〜初見はマジで泣いた。技名だけで泣かせてくるのまじ反則じゃないっすかね。2年後のサボとエースの並び立つ姿を見せてくれてありがとうって感謝の気持ちしかないです。お祭り映画だからこそできることだし。
死んだ人は生き返らないし、生きている人間は死んだ人をいつまでも引きずって歩くわけにもいかないんです。サボはあそこでエースと背中合わせに戦ったことで、彼を助けられなかった負い目だとか、そういうものからなにか吹っ切れたならいいなと思いました。

あとラフテルの綴りが判明したのはでかいですね。「笑い話」という名の最後の島に、果たして本当にワンピースは存在するのか。それは一体どんな代物なのか。そんな宝があるわけない、ただの笑い話?
原作の展開もますます楽しみになりました。素敵な映画をありがとう。
おはなだ

おはなだ