JunichiOoya

ディアーヌならできるのJunichiOoyaのレビュー・感想・評価

ディアーヌならできる(2017年製作の映画)
4.0
my FFF 13 本目

幼馴染のゲイとそのパートナーのために代理母を買って出る、もう若くはない女性の出産を実際に妊娠したクロチルド・エムが演じる。

妊娠後に付き合うことになったボーイフレンドが用意してくれた庭のプール(あんなデカさのビニールプール、フランスには売ってるんだ!)で妊娠8ヶ月の彼女が泳ぐシーンはとても美しい。

それにしても…
日本映画に欠けているものの一つが、ガキの心を持った大人が大真面目にジタバタするお話しだよなあ、と。
ガキはガキでしかないこと、あるいは大人が自身のガキっぽさを恥じ入っておしまいにしてしまうこと、この国にはそんな映画が多いように思う。

ゲイ、男女差、年齢・世代間の衝突、そして民族・レイシズム、と自らの身体を通して体感している彼らの社会が私たちのそれと比べるべくもなく「大人」だからなんだろうな、やっぱり。
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