my映画館2019#107 > ふぅーっ、衝撃で言えば今年一番だったかも・・・熱苦しくて圧苦しくて、苦おしい約2時間強に思わずため息、そして、ニンマリしちまった。
原作未読で📺️ドラマからハマっての待望の劇場版でしたが・・・いやいや、全くの予想外の激情版になってましたね。
で、描かれるのは、会社主体のドラマ版とは一転して、宮本と靖子の愛の行方なんですが、安易にオススメはしません・・・二人に訪れる障害の描写は目を背けたくなる部分も多いので。
いやぁ、何と言うか、全ての感情を剥き出し曝け出すドラマで、賛否とか炎上とかハラスメントとかクソ食らえの展開で・・・真利子監督以下の製作陣の覚悟がヒシヒシと伝わって来ます。
そう、不器用な宮本が負けられない闘いに挑み、漢になる姿・・・女性から見ればそれでも未熟なんだろうが、この先も逃げるという選択肢は持たない強さこそ愛なんだろう。
なお、俳優陣では、まずは池松壮亮・・・熱演どころじゃない魂演とでも名付けたい姿に拍手!
対する蒼井優も、これまでの集大成の如くに様々な表情を見せつつの、渾身の演技に脱帽。
さらには、井浦新に、ピエール瀧に佐藤二朗に一ノ瀬わたるらのサポートもナイス。
そんな訳で、ラストの表情も実に良かったし、エンドロールとエレファントカシマシの主題歌ももちろん見事で・・・とにもかくにも情熱を失ったら、人間終わりだなと思わせやがる余韻。