まず、ヒューマントラストシネマ渋谷がいい。
客層も落ち着いていて環境整ってる。
売れない小説家ウィリアムは自暴自棄となり、自殺を企てるが中々死ねないでいた。そんな折現れた自称暗殺屋の老人レスリーから自殺の請負を提案される。
悩んだ結果、ウィリアムは自身の自殺をレスリーに依頼することとなるが、レスリーもまた老いによる能力低下により、クビ寸前の状況に悩まされていた。
どうしても死にたい青年と、どうしても殺さなければならない老人。二人の利害は一致したはずなのに、ウィリアムの元に届いた編集者からの電話により事態が一変。
生きる希望を見つけた青年と老人の１週間の追いかけっこ。
予告編が気になり鑑賞。
『イエスマン』的コメディだろうなー
と思っていたけれど、
それよりヌルっとしているというか、
スピード感はまるでなく、
主役2人の雰囲気と展開の緩さがマッチしててリラックスして観れました。
ブラックユーモアと言うほど
ブラックなネタは感じず。
社会風刺が効いてるというより、
死に対して不謹慎なほどに軽んじた
ネタが盛り込まれていて
その辺りの捉え方次第かな。
車に突っ込んだらさすがに死ぬだろー
と思ってたらまさかの展開だったシーンは
危うく声が出そうなほどに、瞬発的な笑いが込み上げました。
これまで観てきたコメディの中では
ダントツに下ネタが少なく、
お下劣でもない。
下ネタなしでもちゃんと面白いコメディはできるんだなと実感しました。
故に万人に薦められるし、
上映時間も短くて眠くなることもほぼない。
家でDVDで観るのも全然問題ないので、
その内、皆さんに観てほしいなあ。
