2020年1月6日
『たちあがる女』2018年アイスランド・ウクライナ・フランス制作
監督、ベネディクト・エルリングソン。
アイスランドの田舎。近くにアルミニウム工場がある。
ハットラは一人暮らし。合唱団の講師をしている。
4年前に申し込んだ養子縁組の話が現実になる。
が、彼女は地元の環境を守る過激な活動をしていて、
子育て前に決着を付けようと、最終決戦を行おうとする。
いやはや、過激、やり過ぎ。
一人でなく、仲間を募れば良いのに。
動機は良いけれど、残念ながら周囲は批判的。
ハットラが危惧することを、皆に理解してもらいながら
活動していった方が良かったのに。
でも、ぐいぐいと前に突き進むハットラは凄すぎ、脱帽!
芯がしっかりとある女性です。
『たちあがる女』のHPにこんな書き込みがありますよ。
「男女平等度で十年連続一位を保っているアイスランド
の土壌が反映されたような人物像…」
男女平等のアイスランド、強い女が生まれる所以?
映画の中でのハットラのコードネームは「山女」です。
映画の中で、楽器演奏の3人組の男性と、合唱する3人組
の女性が度々登場するけれど、あれはどのような意味が
あるのか、必要なものなのか?
主人公は音楽講師なので、音楽が大好きなのは分かるが、
映画に夢中になっていても、この方達が登場するたびに
引き戻され、違和感を感じた。
ジョディ・フォスターさん監督、主演でこの映画が
ハリウッド映画としてリメイクされるとのこと。