Yukiko

たちあがる女のYukikoのレビュー・感想・評価

たちあがる女(2018年製作の映画)
3.8
2020年1月6日
『たちあがる女』2018年アイスランド・ウクライナ・フランス制作
監督、ベネディクト・エルリングソン。

アイスランドの田舎。近くにアルミニウム工場がある。
ハットラは一人暮らし。合唱団の講師をしている。
4年前に申し込んだ養子縁組の話が現実になる。
が、彼女は地元の環境を守る過激な活動をしていて、
子育て前に決着を付けようと、最終決戦を行おうとする。


いやはや、過激、やり過ぎ。
一人でなく、仲間を募れば良いのに。
動機は良いけれど、残念ながら周囲は批判的。
ハットラが危惧することを、皆に理解してもらいながら
活動していった方が良かったのに。
でも、ぐいぐいと前に突き進むハットラは凄すぎ、脱帽!
芯がしっかりとある女性です。

『たちあがる女』のHPにこんな書き込みがありますよ。
「男女平等度で十年連続一位を保っているアイスランド
の土壌が反映されたような人物像…」
男女平等のアイスランド、強い女が生まれる所以?
映画の中でのハットラのコードネームは「山女」です。

映画の中で、楽器演奏の3人組の男性と、合唱する3人組
の女性が度々登場するけれど、あれはどのような意味が
あるのか、必要なものなのか?
主人公は音楽講師なので、音楽が大好きなのは分かるが、
映画に夢中になっていても、この方達が登場するたびに
引き戻され、違和感を感じた。


ジョディ・フォスターさん監督、主演でこの映画が
ハリウッド映画としてリメイクされるとのこと。
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