胸が痛い!感涙の作品!
自閉症の少女が自宅の向かいで起きた殺人事件を証言する。
容疑者の家政婦の証言や状況証拠からは、無罪のように思えるし、自閉症の少女の証言の証拠能力は一度は裁判所によって棄却されるが…
ネタバレになるので、詳細は書かないが、これ見て泣かない人おるんか…
とても世情を映す作品であった。
「人は皆違う」という言葉が出てくる。
自閉症は何かに劣っているのではないことが、劇中でしっかり描かれる。
今の世情の多様性を認める時代にピッタリである。
また、一審でとんでもない失敗を犯した弁護士の父は、なんでもないただの普通の人なんだが、さらっとアドラー心理学の真髄のような言葉を息子にかける。
「失敗を悔いるな、今を生きろ。そうすれば自身を愛せるし、また他人も愛せる。」(主旨のみ要約)
自閉症の少女役の子、とても素晴らしい演技だった。拍手!!(パクス!!)