こういう出会いがあるから
映画は良いんだよなぁ...と
感慨深くなる作品。
久々に、出会ってしまった!という映画。
ただし、かなり猟奇的。
観る視点や捉え方、
また、油断して観るとヤラれてしまう方もいるかもなので...要注意。
常人離れした嗅覚を持つ主人公なのだが
決してぶっ飛んだSPECとして受け取らせず
かなりファンタジーなのだが
何故か違和感がない。
この、のめり込ませ方!
うまい作り方をしている。
そして、ある旅人との出会いから
その謎が明らかになっていく...
スウェーデン映画独特の
自然美や人間の映しかた、
また言語が非常に
深みを出している。
これが日本や韓国などアジア圏だと
どうしても泥臭く、絵面が悪いのだが
やはり北欧の美しさよ。
中盤以降、なんだこりゃ...と
展開していく。
⚠️ここからネタバレ⚠️
謎が明らかになってからの
正常とは、異常とは
その狭間に揺れる主人公。
まさにボーダー。
人間ではなくトロルてあったと
認識してからの解放と葛藤。
トロル&ご近所赤ちゃんの名前がエルサ
だったのは、アナ雪と掛けてるの?
オェッとなるシーン多いけど
何故か目が離せなかった。
人間は正常なフリして
児童ポルノを犯す異常者もいる。
問いかけられるストーリー性の
収拾がなかなかしんどかった。
しかし、それが映画の醍醐味だと
改めて認識させられた。
この作品は、ぜひ語り合いたい。