このレビューはネタバレを含みます
続続・村田安司アニメーション。やはり初期へと辿っていっても確固たる描写力がある。奥行きある表現と平面ぽい演出が同居していて、不意にゲームっぽく見える。猿蟹合戰ゲームである。
こちらの擬人化はちゃんとした人型に顔だけその物体。擬人化のバリエーションも色々あるなと。そしてどの作品よりもまだ試行錯誤していたのだと思われる。例えば蟹人間は歩き方も蟹のように横歩きでいかなければならないというような滑稽さ笑。だんだんキャラクタライズされていくのだが、ぶしつけに顔だけ蟹とかも面白いっちゃ面白いのである。