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ゴーストバスターズ/アフターライフのhasomoのレビュー・感想・評価

3.8
長年のファンではなく、ただのマッケンナ・グレイスちゃんとマシュマロマンが好きなにわかファンだけど、公開日に早速鑑賞。

1984年の『ゴーストバスターズ』公開時に劇場で鑑賞した訳でも、『ゴーストバスターズ』の長年のファンでもないけど、80年代ゴーストバスターズに対するリスペクトが感じられた。

年季の入ったプロトン・バッグやEcto車
初代ゴーストバスターズの映像を利用するなど、"1984年版ゴーストバスターズ→→→ゴーストバスターズ /アフターライフ"と過去作品から現在まで繋がって作られていることが感じられた。

内容もアフターライフの登場人物や時代背景が中心であるが、その核には1984年版のゴースバスターズがあり、初代ゴーストバスターズを尊敬してやまないことを感じ、としみじみとした気持ちになった。

また、80年代板ゴーストバスターズを鑑賞した人にしか分からないようなネタもあり、長年のファンの方にとっては最高だろうなとちょっと羨ましくなった。

そんな感じで、初代ゴーストバスターズに対するリスペクトがすごい今作であるが、今作もゴーストバスターズ=ゴースト退治がメインの内容ではあるが、それ以上に『家族』をテーマに作られた作品のように感じた。

フィービーと母親のキャリーは仲が良さそうに見えるけど、キャリーは父"イゴン・スペングラー"の影響で科学嫌いなため、2人の関係はどこかギクシャクしている。そんな具合に家族間で歪みがあるが、ゴースト退治を通じて、家族間の絆が深まる姿も描かれていた。

正直、ゴースト退治よりも家族間の関係性がメインになっていたが、監督の父親に対するリスペクトが伝わる内容だったので、個人的には超良かった(最後は、何故か涙してました)

そして、わかっていたことだけど、映像がめっちゃ進化してる!
プロトンバッグから発射されるビームは、1984年版は紐のような感じだけど、ビームから力強さが伝わってくる映像になっていた。

ゴーストたちも、1984年版はパペット感満載だったのが、今作はリアルに存在してそうな程、映像にリアルさがあった。

映像技術が進歩したことにより、ゴーストのリアルに感じることができた点はよかった!

全体を通してゴースト退治がメイン!...って訳では無かったけど、初代ゴーストバスターズ愛と家族愛に溢れた内容は、長年のファンでなくても最高でした!
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