2021年43本目
新撰組の歴史と土方歳三の激動の生涯を2時間半にまとめるのは無理があり、終始駆け足なダイジェスト感は否めない。
お雪との恋愛パートは丸ごと不要だったとすら思う。
だけど、個人的には結構満足。
『関ヶ原』や特に『検察側の罪人』でも際立っていた原田眞人の作品特有のこの何ともヘンな感じが自分は嫌いになれない。
どうなるんだろう…じゃなくて、どうするか、といった刺さる台詞もちらほら。
とにかくキャスト全員超ハマり役。
圧倒的身体能力で殺陣を立ち回る岡田准一には貫禄すら感じるし、『孤狼の血 LEVEL2』とは別人の鈴木亮平も、癖の強い伊藤英明も流石。
芸人枠からおいしい役を演じきったウーマン村本とはんにゃ金田も見事だが、何より沖田総司を演じた山田涼介がハマりまくっていたのが嬉しい驚き。
