じょり

フォードvsフェラーリのじょりのレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
4.3
①もう1度観に行くから大スクリーン&爆音上映希望度 98%
②嫁の挿話は適度でええから、メカニックチームによる新生フォードの車体や細部の進化・こだわりを『カーグラTV』の様にフィーチャーしてくれよ度 7000%(あのテーマ曲で♪)
③よその国は"2世社長=ボンクラ"じゃないのね度 1%

王道なストーリーでも退屈しないって大したことだ!
まるでTBS系列日曜夜9時全12回放送ドラマを凝縮したような、アツい2時間半を飽きさせないマイルズ演じるC.ベイルの牽引力に拍手👏P.ポスルスウェイトに似てきたな。
願わくば、アイアコッカが張り切る経営側と同じくらいメカニック達やレースカーそのものにもスポットを当ててほしかったな。車も主役なんだから!

レースシーンも要所を押さえており、特にコースのアンジュレーションを爆走する他車を車載カメラで抜くカットなんか否応なしにアガる!分かってるわ〜!編集は貪欲に『アンストッパブル』の緊迫シーンくらい激しいのを求めてしまうけど、これはこれで納得。
ドラマパートを地味にやっても盛り上がったと思うけど、本作はUSAなざっくりとしたフェラーリ色の薄いショウ仕立ての分かりやすい演出で、幅広い年齢層向けなんかな。おっさんばかりの映画だけど(^^;; 大会後〜EDに向けての収束の雑さは一考の余地があるものの、概ねロマンの詰まった良作でした。

夕闇迫るエアポートにある試走コースの上を、話しながら歩くマイルズ親子を正面からローアングルで撮ってるシーンがめちゃめちゃ好き。思い出になる瞬間、こういうのをもっと見たいね🙂
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