香港駐在時、業務の疲れがピークの中、近所の日式ラーメン屋で唐揚げ定食かなんかを食いながら、店の漫画を読んでいた。
両さんなんかを軽く読み流してりゃいいものを「殺し屋1」を読みふけってしまった。
グロ耐性は強い方と思ってたのに、ふとしたシークエンスで突然血の気がサーッと引いて目の前が真っ白に。
なんとかトイレに辿り着き、顔を洗い、一息ついてリカバリーしたのだが、仕事、食べ物、目に入るもの、それらを体が拒絶して、"休め"と言ってるような気がした。
時は流れ新宿ゴールデン街で映画談義に花を咲かせていた折、
「マーターズ見てないの？意外！」
と店のテレビにYouTube飛ばして予告編を見せられた。
その刹那、上記した体験がぼんやりフラッシュバックしかけた。
そんなこんなで「マーターズ」は未着手。
こんなに非道い映画はいつ以来か。
「悪魔のいけにえ」からドライブ感を削ぎ落としかのような悪夢。
悪夢じゃない惨劇。
非道を際立たせるものは何か。
ひとえに家族愛なのだから余計に辛い。
そしてふと目頭が熱くなる。
パスカル・ロジェおそるべし。
色々と耐性の強い方にのみオススメ。
マーターズ、続けて見たら多分死ぬな。
計らずもホラー風味作品を4連チャンしてた自分に恐れを感じたサンデーナイト。
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今日の一曲
フランスで人形と言えば、
夢見るシャンソン人形
Poupée de cire, poupée de son
https://m.youtube.com/watch?v=hs22Smspn9w
2019劇場鑑賞98本目
