あさのひかり

ビル・エヴァンス タイム・リメンバードのあさのひかりのレビュー・感想・評価

4.0
ビル・エヴァンス実は人気者なんですね。ほとんどアラフォーの私より年配の方ばかりでしたが、地元のミニシアターかなり混んでました。

私も「ワルツ・フォー・デビー」のアルバム聴いてるだけなので、全く詳しくないです。だけど、その特徴が「エレガンス」って言ってたのは素人なりに本当にそう思う。優しいとか繊細とかっていうより、ただただ美しくてエレガントって気がする。

有望な後輩ミュージシャンを育て、仲間にするの好きなのは、自分がマイルス・デイビスにそうしてもらったからかな?おかげで、そうしたメンバー達による、私の大好きなかっこいいベース音がいろいろ聴けたのは思わぬ副産物でした。

音楽は十分いろいろと聴けたと思うのでそこはとても満足。でももちろんもっと聴きたくなるのは仕方ないことかと。特に「カインド・オブ・ブルー」はぜひ聴いてみたい。

えーと、薬物中毒および女性遍歴の部分は、これもうミュージシャンあるあるなんですかね、既視感がすごい。いろんな女の人愛してるけど、でも本当の意味での生涯のパートナーはお兄さんだった気がします。あと、映画の中にあった「音楽にすべてを捧げ過ぎた」って言葉がしっくりくる。いろんな人に愛されてた人だけど、その愛を返すのはうまくないよね、すぐ曲は捧げるんだけど。
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