いの

DUNE/デューン 砂の惑星のいののレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
4.3
ホドロフスキー爺の見果てぬ夢。リンチにとっては思い出したくない苦い過去なのかもしれない。ハヤオの王蟲オウムは原作の砂蟲サンドワームから想を得たのだろうとわたしは勝手に想像してうれしくなるし、ジョージ・ルーカスのep.6はひょっとしたら原作の終盤→物語のその後の話じゃないかと妄想したりもしてわくわくする(ポールのその後はダース・ベイダーなんじゃないかと)。 遠い未来の話なのに重奏な古典劇であり、神話のようでもある。箴言に満ち、予知夢に誘われ、そして運命のその先へ。多くの人を惹きつけてやまないDUNE、砂の惑星。



“この映画は期待以上か?”と問われたら、何秒か考えたあとでわたしは “期待通りだった” と返答すると思う。誰に頼まれたのでもないのに、自分で勝手に思い切り期待を上げていた。これは全く期待せず観に行って期待以上、というのとはワケが違う。思い切り上げた期待通りだったとしたら、それはそれでじゅうぶんではなかろうか。おそらくはわたしには想像できないくらいの重圧や困難を伴うなかで、ドゥニは本当にきっちり仕事したなあって思う。それって凄いことだよね。いずれにせよ、物語はようやくはじまったばかりだ。次作を見届けてからゆっくり考えたい





・ハヤオはきっと、数々の空飛ぶ乗り物に嫉妬すると思う(羽ばたき機!!!)


・ユエ医師演じてたのはチャン・チェンだった。


・ハルコンネンの扱い方が素晴らしい!


・後篇でドゥニがどういう終わらせ方をするのか。楽しみ



初日なので今日 書くのはここまでにします!



以上!




〈追記〉2021.10.22
こんな凄い映像、いっかい観てハイ終了なんてもったいないぞ! と、1週間後に再鑑賞。初観賞時には、クッソ真面目な優等生映画がいかにもドゥニらしいと思ったのだけれど、もしかしたらわたしも緊張していたのかもしれなくて だからそう感じたのかもしれない。再鑑賞時にはもっとリラックスして楽しむことができました-。ドゥニの攻めてる姿勢も より強く感じられたし。初見時に気になったハンス・ジマーも2度目には気にならず。むしろ中東っぽい音楽(であってるのかな?)がいいなぁって思ったり。ハビエル・バルデムの、ハビエル・バルデム臭皆無の佇まいには心底 敬服いたしました。


今月は激しく読書に励んでた。DUNE3冊、2周目いってみようかなー




〈追記〉2021.10.23
探究心旺盛なわたしは、DUNEの劇判聴いてみた(特技:自画自賛) そしたらやっぱりちょっとウザ気味だった笑♪ 文庫本2周目に突入!


〈追記〉2021.11.03
13連勤の予定だったのに、1日休みになった。わーい!
『DUNE』のコンセプトブック?を読み終えたので、3回目の観賞は、建造物とか内装とか壁とか衣装とか羽ばたき飛行機の違いとかチャコブサ語とか、アートというのかデザインというのかよくわからないけど、そういうのちゃんと観よう💦と思って出掛けました。結果、おもしろかった! そういうのに着目してたら物語にも発見があり、楽しかったなー。文庫本再読は、中間の真ん中あたり。




〈追記〉2021.12.20
再読(3冊)読了📕
いの

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