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DUNE/デューン 砂の惑星のmayumayuのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
4.5
何回か映像化をされているという事ですが、これが決定版なのではないでしょうか!! (旧作やドラマのファンの方にお叱りを受けるかもしれませんが)

旧作は未視聴、文庫新訳の上巻をあえて読むのを最初の方だけにして映画館へ。
素晴らしい映像。
素晴らしい音楽。
素晴らしいキャスト。
スターウォーズやナウシカに大きく影響を与えた原作小説という事で、
砂の惑星や、不思議な能力、街や人を滅ぼしかねない大きな蟲と、それと共生する民族などがそれに当たるのかと思いました。ミレニアム・ファルコンが襲われていた蟲も影響されてるのかしら。
ひたすらにシリアスな展開。
ティモシー曰く、グリーンの前で演技したのはたった二回だったという、現在の映像技術がありながら本当の実写映像にこだわった映像。
私は原作を全て読んでしまうと映画の評価が下がりがちなので、設定と雰囲気を掴むためだけに上巻の途中まで読んで行きましたが、それがちょうどよかった気がします。
ポールが教母と対峙する場面は小説読んでおいてよかったと思いました。

また、全ての役者さんが魅力的に映画内で存在していると思いました。
ティモシー、ファンというほどではないですが、インターステラーのちょい役からすごく印象に残っていて‥堂々の主役!映画内での貴公子然とした佇まい。成長過程にある若者の弱いようで時に感じる芯の強さ。細身な大人になりきっていないような風貌といい、ぴったりだなぁと。
レベッカ・ファーガソンはミッションインポッシブルでイエローのドレスの美しく強い女性を演じた方だと途中で気付きました。あの時も素敵な女優さんだなぁと思ったなぁ
ゼンデイヤはティーンスパイのコメディTVシリーズを娘と見ていた頃から結構好きで、スパイダーマンのMJも彼女だけのMJだと思うけど、また芯のありそうな素敵な役だなと。
オスカー・アイザックは皆に尊敬され、ポールに敬愛される父である公爵役が本当にかっこよかった。ダメロンと全然違う(ダメロン好きな方すみません)
ジェイソン・モモアはアクアマンで見ましたが、今回は誠実な武闘派を演じ、
デイヴ・バウティスタはGOGで見てたけど、打って変わって陽気なかけあいや微笑みのかけらもなく、
いや、かっこいいんです。
ステラン・スカルスガルドのハルコンネンは絶対悪、の貫禄で、高度肥満体を反重力で支えている原作設定も再現。
続編があるのを知っていたのでワクワクしかしないラストでした。淡々とした演出に感じるのは、原作の世界観を忠実に表したためだと思うのですが、それは成功していると私は思います。ハンス・ジマーの音楽がまた良くて‥
もちろんIMAXで観ました。もう一回観たいけれど時間がないかなあぁ
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