ひでG

DUNE/デューン 砂の惑星のひでGのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
4.1
何故なんだ?俺!
2020年公開なら劇場で充分に観れる機会があったのに、、何故未見?何故、関心がなかった?
どこかに興味関心を阻害する壁があったんだね。どこかから聞こえてきた難解の噂に怯んだのかもしれない。

今回、パート2を劇場で観たいがために、必須の第一部鑑賞だったけど、冒頭に書いたように、これを映画館で観なかったことをとてもとても後悔することになってしまった。
これは大スクリーンで観る、感じる作品でしょう〜
大事な映画体験を損してしまった。その分パート2で元取るほどに没入していきたい!

さて、1作目を観るにあたって、登場人物や幾つかの約束事を予習してから臨みました。それが功を奏したからか、割と物語にすんなり入ることができました。

開発新天地を目指す二大勢力。それを操るさらに大きな権力。
未開の地と思った場所には、先住民が居て、彼らの協力がどうしても必要になってくる。
一族の若き後継者は、突如、一族の存亡を背負い込む立場に立たされる。

とてもざっくり書くと、骨格は割とオーソドックスなものになります。

アトレイデス家の後継王子ポール目線で進んで行くので、新たに起きる試練やそれを克服していく過程もポールと共に歩めば、物語に参加しやすくなってきました。

この2つのこと(まあ固有名詞や各種能力はすべて分かってはいませんから、僕なりの理解度ですが、、)がクリアできることによって、映像をそのまま混じり気なしに受け止める体勢はできていたと思います。

全宇宙の勢力争いに伴う一族同士のぶつかり合いという父子関係の継承問題と共に、
ポールには、母から教え受け継いだ能力があります。
父子系家族のお話だけにならずに、母方(ベネゲセリット)からの期待と能力継承も得て、徐々に(一気に?)一人前になっていく姿が素晴らしい。

そして、繰り返しになるが、家で観たことにより、得られなかったものがたくさんあること、
特に砂の惑星のあの壮大な風景と風と舞い散る砂の粒、無数の砂粒、五感(味覚はないので視覚、聴覚に画面を超えて飛び込んでくるに感じる嗅覚や触覚!)を大スクリーンで体験したかった!

でも、幸いこのドラマはまだ始まったばかり。
パート2からでも劇場参戦!
明日行くぞ!砂の惑星に!(今からドキドキ!)
ひでG

ひでG