藤純子の女侠伝シリーズ第2弾。
東映のお家芸であるジャパニーズ任侠劇と、洋モノ西部劇を大胆ミックスしちゃった異色編。
北海道の大原野を舞台にした渾身の道産子ウエスタン劇がここに誕生!
この企画をこのシリーズで断行しちゃうとか、俊藤さん(お父ちゃん)恐るべしです。
そして健さんの役は、やはり健さんじゃなきゃ務まりません。
新伍ちゃんは今回は珍しく真面目な役柄。
そして純子さんの哀しげな顔がいつにも増して堪らないです。
それと、ある二ヶ所のシーンで血の量におもくそ吹く。
正直、降旗監督の作風はバカ真面目で遊び心に乏しいイメージがありますが、この頃は東映の土俵で彼なりの「攻め」を見せるために必死だったんですね。