サマンサ

赤い闇 スターリンの冷たい大地でのサマンサのレビュー・感想・評価

3.6
試写にて鑑賞。

ロイド・ジョージの外交顧問やヒトラーへの取材経験もある、28歳の若き英国人ジャーナリスト:ガレス・ジョーンズが世界恐慌下のソ連繁栄の謎を追った実話を元に、ポーランドのアグニェシュカ・ホランド監督が描いた、脚色ありな歴史ドラマ。

レーニンからスターリンへ体制がバトンタッチされる中、理想の社会を叫び、成功と繁栄という虚構を垂れ流していたソ連。
徹底した情報管理と情報操作。
権力の暴走。

恩恵を受ける一部のセレブ達と、ホロドロームの現実…

人は権力に迎合するとどうなるか。
人は極限状態になるとどうなるか。
人々はなぜ彼の声を信じなかったか。
プロパカンダの恐ろしさを感じた。

今だからこそ観ることをおススメしたい。
サマンサ

サマンサ