時の権力者や美女たちが求め続けてきた、人類の永遠テーマの一つでもある不老不死。
人は永遠の命を選択可能になり得た時代が訪れた時、何に生を見出し、何を幸せに思うのか。
人類で初めて不老不死を手に入れた女性リナの10代からの人生を通し、命の尊さと煌めきを描いた作品。
馴染みのない言葉に最初戸惑いつつも、前半はコンテンポラリーダンスやプラスティネーションなどのアーティスティックな世界観に、後半は人生を重ねたリナの人生観に引き込まれた。
不老不死の世界が当たり前になったら、こんな感じかもしれないと思わせるSF邦画でした。
ヒロインを演じた芳根京子さん、脇を固めるベテラン俳優陣の中で凛としていて、今後が楽しみな役者さんですね。